中野 裕隆

システム内製化を推進できるような集団を目指したい

技術担当役員 2021年入社

中野 裕隆

HIROTAKA NAKANO
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これまでのキャリアについて教えてください。

90年代にこれまでのメインフレーム主体のシステム構築から、UNIX系のオープンシステムが新たな潮流となって、そのときにOLTPのTUXEDOやオラクルでミドルウエア開発をしていました。そこからフューチャーシステムコンサルティングに入社して、大規模なマーチャンダイジングシステムをリードして作りました。ここまでで基盤やミドルウエアの内部アーキテクチャを理解した上でシステム構築するノウハウを得ることができました。今でいうところのアーキテクトとかフルスタックエンジニアです。古い仕組みを新しい技術に変えるためには何が必要か、どうすると効率的に運用できるか洞察できるようになりました。その後、野村総合研究所に転職してオンライントレーディングシステムや株価配信システムをサーバーサイドJavaで作りました。

苦労したことは何ですか?

CTOは特定の分野に特化しているよりもバランスよくIT技術に関してはなんでも知っている必要があるという考えを持っています。その上で上流設計からAPL開発、テスト、リリースに性能テストなど非機能系のテストを含めプロジェクト全体をエンジニアリングすることに特化してやっていこうとしています。

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トレンドソリューションズではCTOという立場で何をされているのですか?

トレンドソリューションズは設立からCTOという立場で事業の計画から始め、今はDevOpsコンサルティングをメイン事業の一つに位置付けました。DevOpsのツールとしてはGitlabを中心にして開発環境からCI/CDパイプラインの構築まで行っています。お客様からCI/CDパイプラインの構築を依頼されるわけですが、ツールのGitlabのノウハウさえあればできるわけではなく、お客様のアプリケーション実行基盤の設定やマイクロサービス化するためのアーキテクチャデザインなど幅広い技術の知識が要求されるので、これまでのキャリアが役立っています。

CTOとして心がけていることは何ですか?

CTOは特定の分野に特化しているよりもバランスよくIT技術に関してはなんでも知っている必要があるという考えを持っています。その上で上流設計からAPL開発、テスト、リリースに性能テストなど非機能系のテストを含めプロジェクト全体をエンジニアリングすることに特化してやっていこうとしています。

具体的にどういうことですか?

これまでやってきたシステム構築プロジェクトって振り返ると諦めと妥協の産物になっていると思っているわけです。プロジェクトって期間と予算があるわけで、その中でエンジニアリングリソースが割り当てられて、本当は性能問題やコードフィックスの問題があるけど期間やリソースの制約から妥協してリリースしているのが普通の状態になっています。GitlabでCI/CDでテストも含んで自動化してくとこれまでのシステム構築、プロジェクト推進をリエンジニアリングできてもっと効率的に開発工程を早く回していくことができるようになると考え、さらに今後はLLMによる仕様管理、コード生成も含め品質に妥協しない迅速なプロジェクト進行を目標に 取り組んでいます。

説明する中野
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一緒に働くコンサルタントやエンジニアの技能向上には どう取り組んでいますか?

一緒にプロジェクトを進める仲間にはタスクを割り当てるときに単純にタスクを割り当てるのはなくて、そこになんらかの知恵を加えて渡すようにしています。例えば、その技術や開発フレームに対してのこれまでの発展経緯や問題解決の考え方など、答えにたどり着くまで思考方式を与えるようにしています。
他にもあります。コンサルタントやエンジニアはお客様あってのサービスだということを忘れて自分の頭の中をダンプアウトするだけの報告をたまに見かけるのですが、やはりお客様あってのサービスだということを忘れないためにお客様の視点で説明やアウトプットできるように指導しています。これを繰り返すことで個人が成長できるようになると信じています。

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トレンドソリューションズの技術リーダーとして 将来的にどんな方向に行こうとしていますか?

将来的にはIT、デジタル開発は内製化の方向に向かっていくのだと思っています。しかし、IT業界全体で人員が大きく不足していて、圧倒的にリソース不足に陥っています。ソフトウエア開発、データ分析、セキュリティ対策など人で対応する部分を限りなく効率化、自動化していかないと企業、社会がスタックして取り残されていくのだと思います。トレンドソリューションズはこれらの課題を解決するためのビジョン、技術力、洞察力をもって企業のシステム内製化を推進できるようなコンサルタント、エンジニア集団にしていきたいなと思っています。

笑顔の中野
MESSAGE

応募者へのメッセージ

実装技術や基盤技術は日進月歩で進んで行きます。見通しなく技術をキャッチアップして、単に作業をこなすのではなく、技術背景を知りプロジェクト全体の推進のために何が必要とされるかを俯瞰し、ビジネスとして技術を評価できる見識を養いたい方と仕事がしたいので、少しでも興味が持てたなら是非一緒に働きましょう。

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